Twitterを見ていたら、このキャンペーンが目に止まった。
これが本当であれば、大した大盤振る舞いだ。非常に疑わしいが、興味を持ったのでこの「bitmania(ビットマニア)」なる取引所について、軽くわかったことを纏めてみた。
取引所bitmania(ビットマニア)の素性は不明!
サイトに記載されてある内容はなんとこれだけだ。
bitmania は仮想通貨デリバティブ取引所です。 bitmania はセーシェル共和国に登記されている bitmania limited によって運営されております。
bitmania公式
たったこれだけ!マジかよ!
🇸🇨セーシェル共和国と言えば、世界的に有名なタックスヘイブンだ。ここは、胡散臭いバイナリーオプション等の類の巣窟となっている(まあ、バイナンスだってマルタ島を拠点としているので胡散臭さという意味では変わらないのだが、彼らには確固たる実績がある)。海外取引所という扱いで、BTC/JPY取引を扱うという特色にも関わらず、当然日本国金融庁の監督下にはない。つまり、ゼロカット追証なしなどと謳っているが、彼らが万一の損失を補填するための基金を幾ら持っているのかもわからないし、本当に出金させてもらえるのかさえわからない。そもそもいつからあるのかもわからない。運営者bitmania limitedの代表や社員についても謎である。
2020年3月にnoteにて日本向けの情報を発信開始しているようだ。これだけみても相当若い取引所と言えるが、自社の商品の紹介くらいなんでオウンドメディアでやらないのか・・・w
これ以上の情報の開示がない時点で信頼性について大幅評価ダウン。
大丈夫か?と思いながらとりあえず登録だけしてみる。次は取り扱っている商品について見てみよう。
bitmaniaの取扱商品
bitmaniaは円建て※で仮想通貨の取引ができる海外取引所である点が大きな特色だろう。取扱ペアはBTC/JPY、ETH/JPY、XRP/JPY、MONA/JPY、XEM/JPYといかにも日本人を狙い撃ちにしたかのような通貨ペアだ。ただし、※ここで混乱するのが全ての通貨ペアはBTCを介して取引されるという点だ。
例えばBTCJPY契約は以下のようになっている。
銘柄コード | BTCJPY |
満期日 | 無期限 |
当初証拠金 | 1.00% + オープンテイカー手数料 + クローズテイカー手数料 |
維持証拠金 | 0.50% + クローズテイカー手数料 |
資金調達の頻度 | 8 時間毎 |
自動デレバレッジ | 有効 |
マーク方法 | IBTC 価格 |
タイプ | BTC 建てで決済、JPY 建てでクォート |
契約サイズ | 10,000 JPY |
決済 | この契約は無期限で決済されません。 |
手数料 | テイカー: 0.0750%, メイカー: -0.0250% |
呼値 | 価格帯に応じて適切な単位が適用されます。詳細は取引ルールの 注文価格の最小単位 をご覧下さい |
ロットサイズ | 1 |
気になるレバレッジ指定については以下の説明のみだ。
証拠金はすべてビットコイン建てで預託されます。つまり、ビットコインのみを使ってこの契約をロング或いはショートすることが可能です。
bitmania公式
BTCJPY 契約の特徴は、最大レバレッジが 100 倍である点です。
この記載事項からだけでは常時レバレッジ100倍なのかクロスマージンなのか分からない。うーん・・・
トレード画面は一応こんな感じになっており、指値、成行、特殊注文等最低限の昨日は揃っているようだ。ただ、主力であろうBTC/JPYペアですら板が薄すぎて悲しい・・・
眉唾物の入金キャンペーンについて
さて散々な言われようなbitmaniaだが、ここで最初の入金キャンペーンを振り返ってみよう。
初回入金ボーナスキャンペーン!
— bitmania(ビットマニア) (@bitmania) May 14, 2020
2020/05/14-2020/07/14の2カ月の間に初回入金した金額をそのままプレゼントします!
限度なしです!
また、プレゼントされたBTCはいつでも出金可能です!
例:1BTCを入金した場合、1BTCをプレゼントします。
期間中に入金したら自動的にキャンペーン参加となります! pic.twitter.com/ZoHfrNYWDD
正直これをそのまま額面通り受け取れる人は大分ハッピーな人だと思う。
どこの世界に「タダでビットコインを2倍にしてやる」というお人好しがいるものか?
と思ったら当然、このうまい話には続きがある。
プレゼント解放条件
— bitmania(ビットマニア) (@bitmania) May 14, 2020
Taker側で取引した金額×0.03%を毎週アカウントに付与いたします。
例:100BTC分Taker側で取引した場合,100BTC×0.03%=0.03 BTCをアカウントに付与します。
2020/05/14-2020/07/14の間での取引量がカウントされます。
これはTaker(手数料を取られる)側で取引すれば、入金額を最大として取引額の0.03%を補填することで、実質のTaker手数料を0.045%にするというものだ。
これをお得と取るかどうかは人の勝手だが、私はこの取引所が信用できないし、なによりこの固定ツイート単体を見た人を優良誤認させる(入金すれば即プレゼントが受け取れると読み取れる)ようなプレゼントキャンペーンを掲げる、人を舐めたマーケティングを行うbitmaniaの姿勢には疑問を呈さざるを得ない。
私はここまで調べた時点で、bitmaniaを使うのをやめた。
結論
決してネガティブキャンペーンに走るわけでは無いが、私は現時点ではこのbitmaniaという取引所はおすすめできない。それは上記のように圧倒的に信頼性に欠けるという欠陥があるだけなく、流動性もなく、とにかくトレーダーを惹きつける材料に欠けているからだ。
上記のキャンペーンを有用に感じる方は、是非利用して利益をあげて欲しい。私はお勧めしないが・・・
bitmaniaの登録はこちらから行える。なお、誓ってアフィリエイトリンクなどではないのでご安心を。
更に調べて分かったことがあるので追記する。
追記1:まさかのコインテレグラフにプレスリリースが出ていた。マジかよ・・・
追記2:キャンペーンに有料素材を無断使用して怒られるbitmaniaさん
恐れ入ります123RFです。こちらの画像は透かしが入っている通り弊社の有料素材となります。この状態でのご利用は禁止です。正規ライセンスをご購入頂くか削除してください。
— 123RF&PIXLR日本語公式@写真・イラスト素材&無料写真加工アプリ・ソフト (@123RFJAPAN) May 13, 2020
弊社だけでなく有料素材の無断使用は高額の使用料請求をされることがございますので絶対にしないでください。 pic.twitter.com/8nXQd6hcmn
追記3:
なぜbitmaniaを立ち上げたか
現状の仮想通貨取引所は低いレバレッジでしか取引することができず、bitFlyerのSFDといったシステムによりユーザーは不当かつ不透明な手数料をとられています。ユーザーの実勢価格から乖離しないFXプロダクトを取引したいというニーズに応えるため、今回取引所を設立しました。
https://spotlight.soy/detail?article_id=7wcpam2to
いやいやbitFlyerを例に出したら失敬なレベルでお宅は不透明ですよ・・・
ここまでネタだらけだと面白いので次回は実際に入金してきちんと取引ができるか否かを検証してみようと思う(というか既にbitmania側のウォレットに出金済みなので確定事項)。曰くスキャムではないらしいので。w
もし複雑なキャンペーンという印象を与えたのでしたら大変申し訳ございません。
— bitmania(ビットマニア) (@bitmania) May 14, 2020
今後は分かりやすいキャンペーンを心がけます。
しかしbitmaniaはスキャムではないです。
続く・・・
2020年5月1日、世界有数の仮想通貨(暗号資産)取引所であるBitMEX(ビットメックス)が日本国内のユーザを閉め出した。また、国内最大の取引所であるbitFlyerもFX取引(bitFlyer Lightning)の新規ユーザ参入を打ち切った。そんな中、同じ追証なし、最大レバレッジ100倍対応の取引所として日本市場で台頭してきており、勢いを増しているのがBybit(バイビット)だ。
bybitは次のような他の取引所にはないメリットを持っている。
- 世界有数の流動性
- 爆速の注文速度、サーバー堅牢性
- 顧客の資産はコールドウォレットに保存
- ありがちな出金制限なし、安心して入金できる
- 初心者でも簡単に操作できる、非常に使いやすいスマホアプリ
- 最大100倍レバレッジ
- ゼロカット追証なし
- 自動利食い・損切り機能
- 90$相当のBTC入金ボーナス
- 素早く丁寧なサポート体制
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